カニエ・ウェスト

Heaven Dragon

2022年02月03日 17:47

米ラップ歌手のカニエ・ウェストが発表した9作目のオリジナル・アルバム
「Jesus is King(イエスは王)」が話題になっています。
10月25日にリリースされ、その週にチャート1位を獲得しました。
ただ、これまで米グラミー賞を21回も獲得している実力と人気を考えれば、
それは驚くことではないかみしれません。

彼の新作が話題になっているのは、
これまで攻撃的な(言葉を選ばずに言えば「下品な」)音楽スタイルや
歌詞のメッセージで知られていたカニエが、
ゴスペル・アルバムを出したからです。
「Jesus is King」を含め、カニエはこれまでに
9枚のアルバムを発表しているが、
クリスチャン・アルバム部門やゴスペル・アルバム部門での
ランキングは、彼のキャリアでは初となります。

カニエが「新生したクリスチャン」となった経緯やタイミングについては
諸説あるものの、それが今年に入ってからの出来事であることは
本人が証言しています。

カニエは「サンデー・サービス」と呼ばれるポップアップ・チャーチ
(不特定の場所で礼拝を行う形式)を設立・運営しているが、
「Jesus is King」の発表に合わせて行われた礼拝には、
1万7500人収容のスタジアムが使用されました。
「今後、ゴスペル以外の楽曲は作らない」とカニエは宣言しており、
今後も世界中のクリスチャンから(好意的であれ否定的であれ)
注目されるアーティストであることは疑いようがないですね。

カニエはラジオ番組の中で、次作のアルバム
「Jesus is Born」をクリスマスに発表すると語っています。

コロナウイルスの拡大に伴ってオンライン上で礼拝を行うという試みも
準備しているらしく、彼がいかに神への祈りを
重要視しているかがよく伝わってきます。

~カニエ・ウェストの厚い「信仰」~

” 俺には間違いなくオルター・エゴ(別人格)があるんだと思う。
そしてキリストこそが俺のエゴを変えてくれたことも間違いない。
礼拝隊、数千エイカーもの土地の購入、ワイオミングへの移住、
ジーザスをテーマにしたアルバム、パリ・ファッション・ウィークへの帰還、
全てを巻き起こしたのは何だと思う? “

問いの答えはおそらく「キリスト」ということになるのでしょう。

“ 教会で生まれ育ったような子どもたちは、
その環境がネガティブなものだったと俺は思っている。
けどこの人生をキリストに捧げてきた人にとって
最も素晴らしい事実は、人々が信仰を心の支え、
癒しとして受容していることだ。
だって今君はまさに病院に入院して、無事に退院した人と話してるんだよ。

盲目的な信仰を持つことこそが究極の自信なんだ。
時にそれは傲慢のようにも思えるけど、
傲慢というのは神のために働かない時にこそ生まれるんだと思う。
俺は確かに自分のエゴのために動いていた。
それは言葉を変えれば、
悪魔のために奉仕していたのと何ら変わらない。”



01. Every Hour feat. Sunday Service Choir
02. Selah
03. Follow God
04. Closed On Sunday
05. On God
06. Everything We Need feat. Ty Dolla $ign & Ant Clemons
07. Water feat. Ant Clemons
08. God Is
09. Hands On feat. Fred Hammond
10. Use The Gospel feat. Clipse & Kenny G
11. Jesus Is Lord





#カニエ・ウェスト
#Jesus is King


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