もうすぐクリスマス

Heaven Dragon

2024年12月04日 18:22

2024年のクリスマスも、もうすぐですね。
今年のクリスマスほど平和の祈りが必要なクリスマスで
あるような気がします。

今年のノーベル平和賞は日本の原水爆被害者団体協議会が
受賞されましたが、日本人にとっては本当に嬉しいニュースでしたね。

でも団体の尊い働きにも拘わらず、世界はまるでその運動を
無視するかのような現実が展開しています。
実際のところ、地球上では全く相反することが起こっています。
ウクライナ戦争や、パレスチナでの紛争を見れば、
如何に平和から遠い現実であるかが分かります。

問題は、どうして世界の英知を集めても、
「平和」が実現しないのか、ということです。
その答が聖書に出てくる最初のクリスマスのメッセージにあるように思われます。

それは:

「いと高き所に、栄光が神にあるように。
地の上に、平和が、御心にかなった人々にあるように」
<ルカ2章14節)>




最初のクリスマスの夜、神が羊飼い達に語られたメッセージの順番ですが、
先ず、「いと高き所に、栄光が神にあるように」です。
これが先です。つまり人々が、自分たちの欲や願望を願う前に、
人間を造られた創造者である神にへりくだり、
神を恐れ敬う生き方、神の栄光を求める生き方から
スタートする必要があるのです。

それが求められてこそ、次の祈り
「地の上に、平和が、御心にかなった人々にあるように」
という願いが神の御心を求める人々の中に実現していくのです。

この順序を無視した中での「平和の願い」は虚しく響きます。
又一時的に平和があるように見えても
直ぐに豹変してしまう脆い平和でしかないのではないでしょうか。

地球に住む人類が、この12月、もう一度聖書に立ち返り、
謙虚に神の御言葉に従う必要があるのではないでしょうか。

金剛バプテスト・キリスト教会
中西正夫 牧師

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